風邪の後遺症 かぜ症候群後遷延性咳嗽!!
かぜ症候群後遷延性咳嗽という難しい名前の病気があります。
これは英語では、(post-infectious prolonged cough:PIPC) といって、その字のごとく、風邪を引いたあと、咳が長期にわたり残ってしまうという状態です。
どのくらいの割合であるかというと、かぜ症候群にかかったあと、その11-25%くらいに起こるとの報告もあります。意外に、良くある状態のようです。
日本咳嗽研究会というところで、このような慢性的な咳を診断するための、診断基準というものが作られています。
かぜ症候群後遷延性咳嗽の診断基準としては、
治療を開始する前に、
前診断基準として、風邪のような症状(例えば、くしゃみ、鼻水、鼻づまり(鼻閉)、発熱、流涙(涙が出ること)、咽頭痛、嗄声(させい、といって声がかれることです))があったあとから、持続的に咳が続くこと。
治療をしてみて、治療後の診断基準として
いわゆる中枢性鎮咳剤、ヒスタミンH1受容体拮抗剤、麦門冬湯という漢方薬、吸入や内服のステロイド(副腎皮質ホルモン)剤、吸入コリン薬などが有効で、治療後比較的はやくに(4週間程度をめやすに)咳が消失する。
という二点がいわれています。
なんといっても面白いのは、麦門冬湯という漢方薬が普通の鎮咳剤よりも早期に、咳を抑える効果が出るということです。
普通に外来でも出す咳止めは、中枢性鎮咳剤ともいって、例えば、リン酸コデイン、アスベリン、メジコン、レスプレン、フスタゾールなどの薬です。
この麦門冬湯という薬は、ツムラの漢方薬などで見ると、普通は一回が2.5gなのに、麦門冬湯は3.0gと量が多くて、その上ちょっと甘いので飲みにくいのですが、良く効きます。
百日咳などでも良く効くという話も聞いたことがあります。
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